エジプトの旅A

ゆっくりツタンカーメン

 エジプトの旅ではツタンカーメンの遺物の見物は定番のようでした。その目玉が黄金のマスク。もう30年前、上野の東京国立博物館でのエジプト展に出展、これを見るための長い行列が話題になりました。やっと会場にはいっても対面できたのはは1−2分だったとか。カイロの考古博物館にある黄金のマスクをゆっくり見ました。じっくりながめてると背中に象形文字がうかんできました。至るところに像を刻ませ、盗掘をさけて王家の谷の奥深い処で眠ったはずのラムセス2世。ミイラがこの博物館のミイラ室で見物人から見下ろされていました。少年王のツタンカーメンは黄金色に輝き、権勢を誇り、来世での安住を願ったラムセスはあわれなミイラをさらしていました。歴史の皮肉をみました。


 まだ世紀前のことです  
左上から にぎわう「王家の谷」 
ツタンカーメンの黄金の厨子 
アブシンベル神殿とイシス神殿
でみた壁画
 下段の左からクレ
オパトラ像 右端はラムセス2世像
 いま エジプトでは

警笛を鳴らしブレーキを踏まない人たち。正札はなく、多くはその場で値段交渉。けんかは好きだが、仲直りするアラブ気質。棒を背中にけんかに急ぐ老人をみた。水道はダメ、歯磨きも売り水で。ラクダのお巡りさんを撮ると、はいバクシー(チップ)。年間雨量3ミリのルクソール、ちなみに東京は1400ミリ。砂漠の中に軍事基地、カメラは厳禁。したたかさととぼけた味が同居する人たち。米とパンがおいしい国ー 。人もおもしろい国でした。(2004.3.14)

HOME